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高等ラッパー4で披露され音源化された楽曲紹介 ファイナル編

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高等ラッパーファイナル

高等ラッパー4で披露され音源化された楽曲紹介 ファイナル編

高等ラッパー4で披露され音源化された楽曲を紹介して行く本コーナーも、とうとうファイナル編!今回の公演で優勝者が1名決まる、最も熱い回です。
一体どんなステージを披露したのか、一緒にチェックしていきましょう。

H1GHR MUSICチーム『INTRO (feat. Jay Park)』パクヒョンジン

ここまではイントロ。まだ言いたいことは沢山あるから、夢のために俺は新しく準備を始めるよ。

H1GHR MUSICのパクスリーチームのパクヒョンジンのファイナル曲は『INTRO (feat. Jay Park)』。若い頃から芸能活動をして、他人の目やアーティストとしての栄枯盛衰を既に経験してきたヒョンジンの話にとても共感したJay Parkが自らフューチャリングを請け負いました。

ヒョンジンは2016年にK-POP STARシーズン6にて、BOYFRIENDというユニットで優勝。その後YG Entertainment、STARSHIP Entertainmentに所属しそれぞれ退所している。BOYFRIENDで共に活動したキムジョンソプは、現在ボーイスグループP1Harmonyで活動している。

「他人の声に嫌な気持ちになることもあったけど、まだこれから。番組に出ることやそこで優勝することがゴールではない。もっともっと自分の曲を沢山の人に聴いてもらいたい!」という、夢と希望に満ち溢れた楽曲にはますます応援したくなってしまいます。脱落したソンミンジェ(PULMA)イジョンウン(YLN Foreign)キムダヒョン(Lil Bemo)が一緒に出てくるところもチームの中の良さが感じられて高等ラッパーらしいなと思いました。

Ambition Musikチーム『Do My Best ( Feat.Jessi)』キムウリム

流した汗は絶対に俺を裏切らない。だからもっとベストを尽くすんだ、自分を信じて。

Ambition MusikのWAYMOチームのキムウリム(D.Ark)のファイナル曲は『Do My Best ( Feat.Jessi)』。事務所の先輩であるJessiがフューチャリングで援護します。終盤にはいつも水浸しで踊り狂っているWet Boyもダンサーとして参加。気取って振舞うステージよりも、ありのままのディアクの努力と成長する姿を見せてくれたことにより胸を打たれます。

Swings

Swings

本当の強さっていうのは、世の中が怖い場所だと分かっていたとしても、勇気を持ってそこに羽ばたいて行くことなんだ。俺はお前と比べ物にならないくらいいつもプレッシャーを抱えてるぞ!

Show Me The Money777で初めて出会ってから親しくなったSwingsにアドバイスを貰い、準備万端。この番組の後すぐにSwingsはディアクと同じP NATIONに所属することを発表したので「仕組まれていた宣伝だった!?」という噂も。SwingsといえばDisラップで有名ではありますが、ここではコミカルで優しく親しみやすい一面も見ることができました。

Ambition Musikチーム『Ooh Wah (feat. CHANGMO、Wonstein)』イスンフン

お前はどのくらい夢があるんだ?心配ばかりしてないで、皆に馬鹿にされるほど真剣に夢をみなよ。

Ambition MusikのWAYMOチームのイスンフン(Trade L)のファイナル曲は『Ooh Wah (feat. CHANGMO、Wonstein)』。夢のひとつであった高等ラッパーに出演できたことで確信した「どんな夢でも絶対に叶えられる」という思いを楽曲テーマにしました。フューチャリングはメンターのCHANGMOと、Show Me The Money9で一躍人気ラッパーになったWonstein (ウォンシュタイン)です。高等ラッパーという番組に合わせて高校時代のことをリリックにいてくるウォンシュには痺れました。

ここで初公開されたのがスンフンの自宅にある専用の防音室。前回のセミファイナルで、過去に母親に音楽の道を反対されていたという話があったため、これが自宅に現れたのはH1GHR MUSIC所属以降でしょうか。スンフンのお母さんはガンを患った経験があり、スンフンと離れ離れで暮らしたこともあったそう。そういった辛いことを音楽で忘れるために遊んでいるだけで「逃げているだけだ」と当初は怪訝に思い反対していたそうです。今はお母さんにメッセージが伝わって応援してくれているようで一安心です。

スンフン母

スンフン母

音楽で現実逃避できても、普通の子のように大学に行って就職した方が安定して辛くない道だと思っていました。でもセミファイナルで努力した姿を見て、彼の思いを知れて感動しました。

AOMGチーム『Feat. Loco、Simon Dominic)』イサンジェ

前が見えないほど暗闇が広がっていたけど、ナロ号に火がついて飛んでいくよ。宇宙までワープしたら名前も知らない星の上で寝そべるんだ。

AOMGのSICOチームのイサンジェのファイナル曲は『ナロ号Feat. Loco、Simon Dominic)』。今まで自分の辛い過去を歌詞にしてきたのとは一変、幸せな曲にしたいと制作し始めました。頂点まで登り詰めて番組が終わっても、また始まりがすぐきてきっと活躍するよ!という希望あふれる曲となっています。ラストで火花をあげながらステージが上がっていく様子にはびっくりしましたが、会場も大盛り上がりの演出でした!本人は本当はワイヤーに吊るされて上に上がってみたかったそうです(笑)

番組中でよくお金がなくて生活に苦労しているという話をしていたサンジェ。実は実家が貧乏ということではなく、自分がやりたいことの為に家族に負担をかけるのは申し訳なくて頼ることができなかったそう。両親はそのことをテレビを通して初めて知って、とても辛くなったと語ります。

Loco

Loco

生まれ持った才能というより練習で身につけた力が、サンジェの独特な雰囲気やアイデアを出させているんだなと、とても頼もしいです。

AOMGチーム『Self-Check (Feat. Nucksal)』ノユナ

今この時のときめきを曲に詰めておくよ。俺が成長しても道を間違えても、すぐ自分に戻って来れるようにセルフチェックするんだ。

AOMGのSICOチームのノユナのファイナル曲は『Self-Check (Feat. Nucksal)』。Nucksalは今まで番組のMcとして出演者を支えてきましたが、今回はMC席から飛びたしてShow me The Money6のサバイバル大先輩としてステージへ上がることになりました。

Nucksalのイメージとして、すごく忙しくてテレビをつけたらいつも出ているという紹介をしていましたが、実際とても苦労の多かったアーティストの一人です。今でこそ、バラエティでも活躍する反面、VMCという強面集団の芸能担当的存在ですが、彼が売れ出したのは20代後半から30代になってからと遅め。ノユナも他の高校生に比べて遅く音楽を始めたとはいうものの、10代という若くしてテレビで成功しようとしていることとのギャップがあるため素晴らしい組み合わせだなと思いました。

レーベルVMCはVisMajorCompany(ヴィスメジャーカンパニー)の略。元々Deepflow、Wutan、Row Diggaが結成したVISMAJORというクルーだったが、Nucksalを招いて2014年に設立された。

高等ラッパー4 ファイナル編の見どころとその他の放送回の音源

とうとう高等ラッパー4の番組を振り返る本企画も最後です。学生ラッパーたちの頑張りは勿論のこと、やはり番組通しての見どころはメンターや出演した大人のラッパーたちの目線、作品や制作への向き合い方など裏側が垣間見れるところだと思います。ラッパーというアーティストの性質上、大衆的に取り上げられることが少ないこともあり本人たちがどういう人なのか知る機会が少ないのが事実。曲で自分を代弁させようとしても全部は勿論語りきれません。その中でも、やはりどういう人間なのか?自分や世の中のどういうところを大事にしてコンセプトを作っているのか?を知ることのできるとても良い機会だったと思います。

yuki

yuki

高等ラッパー4は日本でも大いに盛り上がりを見せたので、今後恐らく開催されるであろうShow Me The Money10も楽しみです!

高等ラッパー4の他の放送回の楽曲はこちらでチェックできます。

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