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夏に聴きたい!2010年代の銘KHIPHOP 5選
灼熱の8月を乗り越えるための、ライターおすすめ韓国hiphopを5曲ご紹介。半端な曲じゃ2024年の猛暑は乗り越えられないので、今回は若手よりも脂の乗ったビッグネームをメインに選曲。そして、皆絶対夏に聴きまくる『Yacht』や『Summer Hate』などは割愛して、これは名曲と言えるのではないか?と思うもののみ選り抜いている。
通勤中のコンクリートジャングルで、避暑地でリラックスしながら、蒸し暑い熱帯夜に、暇な帰省中にも。
Summer Madness ( feat. The Quiett ) – Beenzino
爽快で涼し気なビートは、まさに夏の暑さを吹き飛ばしてくれるような爽快感。「냉장에서 나온 얼음이 해 앞에서 녹듯이 내 몸도 쓰러졌지 (冷蔵の氷が陽に当たって溶けるように俺の体も溶けた)」とか「건물 밖 건물 안 모두 다 똑같이 뜨거워 (屋外も屋内もみんな同じように暑い)」などのBeenzinoらしい日常が垣間見える呟きのようなリリックも、クスッと笑えて楽しい1曲。飾らない姿勢に、これぞ等身大のhiphop!と思わされる名曲。
個人的には、日中の家から駅までなど1番苦痛な移動の道のりで聴きたい。また、『Summer Madness (feat. The Quiett)』が収録されたアルバム[24 : 26]には、『Boogie On & On』や『Aqua Man』などもっと夏の定番として人気な曲も収録され、アルバム自体が7月リリースだったために全体的に夏仕様になっている。
Rodeo ( feat. Paloalto ) – Chancellor
『Rodeo ( feat. Paloalto )』は、都会的なR&BサウンドがPaloaltoの軽快なフロウとChancellorの甘い歌声にマッチしており、晴れた日にドライブにでも出かけたくなるような楽曲だ。
プロデューサーチームDublekickのメンバーMilkeyとして、SISTERやA PinkなどK-POPの一時代を支えた銘プロデューサーの1人であるChancellor。そんな彼はChancellor名義ではB-FreeやBUMKEYなどのHIPHOP,R&Bシーンのアーティストとタッグを組み、プロデュースだけでなく自身もシンガーとして活動する。Paloaltoは、[ Summer Grooves ]という夏ソングのみのスーパーハッピーサマーアルバムもリリースしているので、そちらも要チェック。
Tonight (feat. Ugly Duck) – Jay Park , Kirin
夏休みは夜遊びするしかない!という人にはこれ。
「캠프파이어 둘러앉아 불꽃놀이 (キャンプファイヤーを囲んで花火)」「이태원에 시작해서 홍대까지 달려보자 (梨泰院からはじめて弘大まで行こうか)」などなど、あらゆる場所であらゆる遊びをしているお三方。他にも韓国に土地勘があればあるほど風景がありありと想像される曲だと思うので、お盆にやることがなければNaverマップを見ながらの視聴も良いだろう。
ジャジーなビートは、夏のチルタイムのムードをグッと引き立ててくれるはず。記載はないが、女性コーラスはAOMGのシンガーHoodyだと思われる。彼女も、夏の女王ですか?というほど夏ソングをリリースしている、ピッタリの人選だ。