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高等ラッパー4で披露され音源化された楽曲紹介 セミファイナル編

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bibi&wo

AOMGチーム『Red Light (Feat. BIG Naughty , Code Kunst)』イサンジェ

ある日の明け方俺の心臓が止まった。ボンギョムが心肺蘇生してくれたけど、俺の魂はまだ崖っぷちにいるんだ。

AOMGのSICO(サイコ)チームのイサンジェ(Lil Nekh)のセミファイナル曲は『Red Light (Feat. BIG Naughty)』。Show Me The Money出演歴のあるH1GHR MUSICのマンネラインBIG Naughtyがフューチャリングで参加。ビートは高等ラッパー3でイヨンジを優勝へ導いたAOMG所属Code Kunstが制作しました。コクンは初回放送からサンジェヲチェックしており、なんとその時に既にビート制作を開始!もはや優勝へ大手をかけたようなもの。

「絶体絶命をチャンスに変える」をテーマに、サンジェ自身が経験した衝撃的な危機を歌詞に乗せました。というのも、サンジェは元々体が弱く病気になって心臓が止まったこともあるほどだそうです。今回のステージ直前も調子が悪そうにしていたので、周りは少し心配ムード。ですが本番はしっかりこなしていたので、乗り越えたプロ並みの度胸と体力を讃えたいです。

Code Kunstについてはこちらの記事でもご紹介しています。

AOMGチーム『Meu Tempo (feat. BIBI、Simon Dominic)』ホウォニョク

真っ黒な暗い記憶ばかり。でも今は夢のような気分で誰も俺を止められない。良いことが沢山起こりますようにと祈ってる。

AOMGのSICO(サイコ)チームのホウォニョク(Buruninho)のセミファイナル曲『Meu Tempo (feat. BIBI & Simon Dominic)』はGRAYをプロデューサーに迎え、ブラジルの情熱が伝わるようなイメージで楽曲を制作しました。「meu」はブラジルで使われるポルトガル語で「自分の」という意味だそう。そしてなんと言ってもレジェンド級エピソードとなったBIBIとの共演。10代のラッパーとしてBIBIにキスされるなんて「もうウォニョクが優勝だ!」とファンの中でも話題になりました。

ディアク同様に、一人でたくさん辛い過去を背負ってきたウォニョク。両親に話すと重荷になってしまうからと、歌詞に思いを込めるようになったそうです。父親の再婚でできたお兄さんとのエピソードはとても心温まるものなので、ぜひティッシュとハンカチをご用意の上ご覧ください!

yuki

yuki

高等ラッパーに出るように勧めたのもお兄さんだそう。ウォニョクのヒョン、背中を押してくれてありがとう!!

AOMGチーム『Bow Wow ( Feat. Rooftop Blase、Coogie、Simon Dominic)』ノユナ

お前は勝手に吠え続けてな。俺はもっとでかい声で吠えるから

AOMGのSICO(サイコ)チームのノユナ(JAM1E)のセミファイナル曲「Bow Wow」はノユナたっての希望でAOMG所属GooseBumpsがプロデューサーとして参加。なんとSimon Dminicがアルバムで使おうとしていたビートだったにも関わらず、ノユナの方が合っていると思い譲ってあげたそうです。そしてフューチャリングのBlaseとはラップレッスンを受けたこともあり元々知人だったみたいですね。気心の知れたメンバーでノユナ史上最高にかっこいいステージになりました。

高等ラッパー4で披露され音源化された楽曲紹介 セミファイナル編

お前が高等ラッパーで本選まで上がったら俺とCoogieがフューチャリングで出てやるよ!

そしてノユナも家族とのエピソードでファンはほっこり。実はノユナのお母さんは息子の音楽の道を反対していたそうです。反対するにも理解しなければとHiphopを聴いていたらまさかの沼にハマってしまったんだとか。今回はノユナとお母さんとの可愛いらしいデートの様子、応援してくれる人がいる有り難さを感じることができました。

Blaseは日本人ラッパーともコラボした経歴があり、こちらの記事でも紹介しています。

AOMGチーム『CALL ME (Feat. sogumm)』イジョンウン

お前は俺を熱くさせ狂わせる。お前が望むならどこへだって連れて行くよ。

AOMGチームのイジョンウン(YLN Foreign)のセミファイナル曲は『CALL ME (Feat. sogumm)』。ジョンウンのラブコールによりAOMG所属のsoggum(ソグム)が出演し、今までの強そうなジョンウンのギャップ萌えを駆使してヌナを胸キュンさせようとメンター達も意気込んでいました。

初顔合わせのぎこちなさとは打って変わって、ステージは大人っぽい完成された色気のある雰囲気に包まれていました。「迷惑かけないように頑張ります」と謙虚なsoggumに、ジョンウンも憧れの人を前にミスなくこなして記憶に残るステージになったと思います。

Daytona Entertainmentチーム『I’M FINE ( feat. YUMDDA)』キムジェハ

1年前まで俺は何者でもなかった。でも父さんの誇りの息子にならないといけないんだ。

Daytona Entertainmentのタキュチームのキムジェハ(JAEHA)のセミファイナル曲は『I’M FINE』。タキュチームの中でセミファイナルまで来れたのがジェハだけですが、本来の自分を見せようと臆することなく自分で用意してきた楽曲で勝負です。コーラスには脱落したメンバー達も参加して、和気あいあいとした作業風景でした。

ジェハ

ジェハ

いきなり知らない人と一緒に曲作りをするよりも、お互いを知ってる人とやった方が心強いし安心できます。ヨムタヒョンが力を貸してくれて嬉しいです。

ジェハの通うハンリム高校の友人であるバンド部のメンバーがステージを後押し!バンドサウンドっぽいトラックに合わせて、ステージも他とは一線を越える演出を施したことにより、一層ロックテイストな雰囲気が出ました。終盤に脱落した仲間の名前を一人ずつ呼んでいくのもジーンとくるものがあります。

こちらの楽曲は後にSkinny Brownと Futuristic Swaverが参加し、リミックスとしてもリリースされました。

高等ラッパー4 セミファイナルの見どころとその他の放送回の音源

番組もとうとうセミファイナルに到達!人数が減り、脱落者の多かったDaytona Entertainmentチームのように少し寂しい雰囲気になることもありましたが、全員優勝に向かって互いにリスペクトし合い切磋琢磨する様子が窺えた回になったかと思います。
また、セミファイナルからはフューチャリングでプロアーティストが力添えしているところも、見どころの一つです。レーベル内から声をかけたりメンター自身が参加したり、挑戦者の学生ラッパー達がファンであると公言したアーティストに依頼したり・・・。どれも組み合わせがあってこその特別な楽曲になっているため、なぜ選ばれたのか?のエピソードも欠かせないですね。

残すは次回のファイナルのみ!
その他の楽曲は以下のリンクにてご紹介しています。

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