KPOPウェブマガジンLVKM

2023年ライターが聴いたおすすめkhiphop

3 min 383 views
2023年ライターが聴いたおすすめkhiphop

2023年ライターが聴いたおすすめkhiphop

2023年、コロナでの規制もほぼほぼ明けて、かつてないほど韓国アーティストのライブが盛んになった1年。ライターが個人的によく聴いた2023年リリースの曲を、韓国hiphopジャンルから厳選してご紹介。

Balming Tiger アルバム [January Never Dies]

メンバーの夢だったフジロックにも念願叶って参加したBalming Tiger。オルタナティブKPOPバンドと名乗る彼らがリリースしたアルバム [January Never Dies]は、結成以降初のフルアルバムとしてリリース前からかなり期待されていた。

アルバムティーザーもアーティスティックで、最早映像作品と言えるほどのクオリティと構成力には感服。全編公式で日本語字幕がついているので、是非ティーザーを観てからアルバムを聴いて欲しい。

SEXY NUKIM feat. RM』や『SOS』などリリース済の曲も収録しながら、中でも注目したのは『Buriburi』だ。ティーザー第一弾として投下された『01. Where is the card?』でも一部使用されており、その時点で既にやみつきになった。ダンサブルな明るいビートで、音数は少なくシンプルながらbj wnjnの渋い声のリフレインがとても効いている。どこか未来的な曲調と、ラッパーのmudd the studentOmega sapienの綴る歌詞は、Balming Tigerの明るい未来を物語っているように思う。

Beenzino アルバム [NOWITZKI]

2023年は自身のアパレルブランドI.A.B STUDIOのPOPUPを日本で開催したBeenzino。そんな活動もしながら、彼が約7年ぶりにリリースしたフルアルバムが[NOWITZKI]。
創作した架空の物語の歌詞というより、『990 feat. Kim Ximya』や『Trippy feat. Lance Skiiiwarker』など主に自分について歌っている曲が多いが、その手法が多種多様で聴いていて飽きない。

特に『Camp』は、プロデュースにMokyo250(イオゴン)が参加しており注目。Mokyoは現在UNCUT POINTに所属するアーティスト。250は近年だとNewjeansの楽曲などを手掛けながら、BeenzinoとはレーベルBANA(Beasts And Natives Alike)に共に所属する盟友。250の特徴とするポンチャックの香りを残しながら、Mokyoらしいアコースティックギターが響く中で、Beenzinoが淡々とリリックを紡ぐ。本当に森の中でキャンプしているかのような気分にさせる、哀愁のような温かみのある楽曲に仕上がっている。

もしジャジーなkhiphopをもっと聴きたいと思ったら、彼の過去活動していたユニットJazzy factの曲も是非聴いてみて欲しい。

CHERRY BOY 17 『STREET SINGER REMIX』

昨年はROH YUNHA来日ライブのゲストとして、急遽初のライブ披露もしたCHERRY BOY17。自分達でCD発送する様子をSNSにあげていたりと、まだまだ若手のラッパーだが、2022年にHIPHOPサバイバル番組 DROP THE BITでROH YUNHAと共に優勝チームに選ばれた実力者だ。

そんな彼が2023年にリリースしたアルバム [My Name is CHERRY BOY 17]にタイトル曲として収録された『STREET SINGER (feat. SUPERBEE)』が、年末に豪華参加者を大勢引き連れて、『STREET SINGER REMIX (feat. Roh Yun Ha, Don Mills, kaogaii, kitsyojii, OHDAMRYUL, Huh)』として再度リリースされた。同年代の若手から、名の知れた先輩格、SMTM出場経験のある実力者など、人選だけで「これは!」と思ったファンも居るのではないだろうか。
ビートはCHERRY BOY 17と、RAUDIRAUDIは、ASH Bちゃんみなの楽曲プロデュース経験もある注目のビートメイカー兼ラッパーだ。以前インタビューしたラッパーskolor氏も注目していると名前をあげていた。

モテない自虐でもお馴染みのCHERRY BOY17だが、男のファンの方が多いことやインスタの更新ばかりするラッパーをネタにするあたりは、REMIXでも全員一貫していて面白いなと思う。こういったネタ的な要素も真面目に含んでくるので、王道なギャングスタラップとは異なり人柄が見えるのがCHERRY BOY 17の魅力だ。まだ若いからこういう笑いを含んだ歌詞を書けるのかもしれないが、なんとなく彼はどこまで有名になっても彼女ができても真摯に等身大の歌詞を書いてくれる気がする。

まとめ

今回は3つに厳選してまとめた記事となったが、他にも2023年をイメージ良く終えたアーティストはたくさん。今年ももうすでに来日ライブや大きなフェスの開催が決まっていたりするため、今年も存分にkhiphop界に注目していきたい。

関連記事